その分現金でくださいよ。

店長の好意が台無しに

カテゴリ: 雑記



今年3回目の新宿シネマカリテ。
Amazonが作ってる映画なのでPrime Videoでも普通に配信してるんですね(知らなかった)。

「天気は予測できる」と主張するも学会ではバカにされていた気象学者のジョーンズと、夫を気球事故で亡くしてから飛ぶのをやめていた気球乗りのアメリアが気象データを集めるため、そして(資金集めのショーという一面もあるので)世界最高高度を目指して2人で空へ向かう、というお話。

なんといっても気球での飛行により見える空の美しさ、そして厳しさの描写を楽しむ作品でした。序盤から雲の中で嵐で死にかけ、雲の上の景色を見てあまりの美しさに大声で叫ぶ2人。そして更に高度が上がると低酸素と低温が2人を襲う…と、息をのむような映像体験をさせてくれる。
宣伝の段階でやたらと『ゼロ・グラビティ』が引き合いに出されていたのですが、確かに「映画によって非日常の世界を疑似体験できる」という意味では近いものがあるような気がします。
そもそも映画の宣伝に他の映画の名前出すのはどうなんだって思わないこともないですが…。

特に雲の上の世界のあまりの美しさにジョーンズが大声で叫ぶシーンが個人的に素晴らしいと思っていて。
現代であれば飛行機に乗って雲の上の景色を見ることは珍しいことではないと思うのですが、少なくともジョーンズにとっては人生で初めての経験だったはず。
初めて見る美しい景色、しかも普通に生活していたら絶対に見ることができない景色を見たときの言葉にできない喜びが表れている名シーンだと思います。
エディ・レッドメインの笑顔が反則級に爽やかだし。
本当に爽やかイケメンのお手本みたいな俳優ですよね。Twitterみたらありえんキモオタかもしれない。

一方ドラマ部分は思ったより淡白だった印象。
学者のジョーンズとエンターテイナーのアメリア、ソリの合わない2人が気球に乗り合わせ、危機を乗り越えていくことで信頼関係を…っていうお決まりの流れで、2人のいがみ合いや過去もよく言えば王道ですが特に心情面でグッとくるようなところはあまりなかったかなあ。
1つ言うならばアメリアの「空を飛ぶのが好きだったのは夫がいたからなのでは?」という問いにはしっかり答えを出すシーンがあってもいいんじゃなかったのかなと思いました。映画を最後まで観ればアメリアの答え自体は自明だと思うのですが、問われたのであればそれをしっかり自分自身や妹に宣言してくれたほうが熱かったかなあ。

アマプラでも配信してたみたいですが、スマートフォンやタブレットの画面で観てもこの作品のストロングポイントが伝わってこないと思うので映画館で観ることができて本当に良かった。引き合いに出しちゃいますが『ゼロ・グラビティ』は結局映画館で観れずじまいでしたからね…。

ジョーンズとアメリアを演じたエディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズは『博士と彼女のセオリー』でも共演していて、この作品も面白そうなので今度観てみようかと思います。というかこれも映画館で観ようと思ってて結局観れなかったやつなんだよな…。

年末年始、今年は帰省しなかったし特に用事もあるわけでもないので無限に映画やアニメが観られる。
そして感想を書く時間もあるので書いてはみますが1年は続かなそうですね。

最近気になっていた『ブラック・クランズマン』を観てみました。

ブラック・クランズマン (字幕版)
ジョン・デヴィッド・ワシントン
2019-10-09


コロラドスプリングスの新人かつ初の黒人刑事であるロンが潜入捜査のため白人至上主義団体・KKKのメンバー募集に(しかも本名で。アホですよね)電話して気に入られてしまう。
黒人のロンはもちろん入会どころか話もできるわけがないのでアダム・ドライバー演じるフリップがロンのふりをしてKKKに潜入する、という実話をベースにした映画。
フリップも実はユダヤ人(KKKではユダヤ人も排斥対象です)なので彼にとってもリスクの高い潜入である、ってところで緊張感が高まる。
あまりユダヤの慣習に染まった育ち方をしていなかったため自分を普通の白人だと思っていたフリップが差別主義の権化である団体に潜入することで「ユダヤ人である」というアイデンティティを強く意識するようになったのは、ナショナリズム・民族主義の起こりを端的に示唆してて面白かった。

もうそれはストレートに「人種差別」を扱った映画なのですが、黒人学生団体のリーダーである女性も警察官のことをレイシストの集まりとひと括りにしてレッテル貼りをしたり、KKKの集会と黒人権利団体の講演会が並行に描かれ「ホワイト・パワー」と「ブラック・パワー」が交互に叫ばれ、まるで「2つの団体の本質は同じである」ように描かれていたのが印象的でした。
 終盤で学生団体の黒人を殺すためにプラスチック爆弾を仕掛けようとするKKKの白人女性をロンが体を張って止めるも、駆けつけた警官は「黒人が白人女性を襲っている」認定してロンをボコボコにして手錠をかけるシーンがありました。この一幕がどこまで史実なのかは分からないですけど、「KKKを潰しても、法整備をしようが、絶対にそれだけで解決する単純な問題じゃない」と思わせるには十分すぎるくらいやり切れないシーンでした。アジテーターの皆さんは物事を単純化して、まるでそれがなくなれば問題が全て解決するかのように喧伝する(具体例を挙げるのは控えさせていただきます)けれど、世界ってそんなに分かりやすくないんですよね。

ラストは現在アメリカで起きている人種問題が絡んだ暴動、トランプ大統領の演説、そして映画本編にも出てきた元KKKメンバー、デュークが分断を煽っている本物の映像が流されました。
史実を元にしているとはいえあくまで「創作物」である映画で現実の報道映像を流すのって(ちょっとくらいならいいけど)アウトなのでは?って個人的には思ったりするのですが、この映画で1番ショッキングな映像がそれだったことは間違いないんですよね。
人種差別をあまり意識することのない日本に住んでるのでここをネイティブに感じ取ることはできませんが、深刻な問題となっている国ではこれは「史実を基にした娯楽映画」というだけでなく「現実と地続きの問題」であって、その辺が映画祭なんかで評価されたんじゃないかなと勝手に思っています。
KKKのパーティーで「アメリカ・ファースト」って叫んでるシーンなんて露骨でした。

あまりにも社会派な、悪く言えば説教くさい映画は苦手なのですが、 本作は(主に頭のおかしいKKKメンバー・フェリックスのおかげで)潜入の緊張感はあったりするので、エンターテイメントとしてもまぁ見どころはあるかな、と。その点で他の追随を許さないくらい面白い、とは言えないですが…。

今のところアダム・ドライバーが出てる映画はなかなか考えさせられる作品が多いので、機会があれば他のも追ってみようかな。俳優で作品を選ぶオタク。

皆さんは『死霊の盆踊り』という映画をご存じでしょうか。

「史上最低の映画監督」と呼ばれることもあるエド・ウッドが製作を手掛け(知りませんでしたが、この映画の監督はエド・ウッドではない)、B級というのもおこがましい内容で逆の意味で有名になりすぎてしまった映画です。

そう言われると1回は観てみたくなるというものでずっと気にはなっていた作品なのですが、先日某お渡し会イベントでポニーキャニオンのイベントスペースにお邪魔した際、会場でこの企画のチラシを発見しました。
余談ですが隣に『ハウス・ジャック・ビルト』のチラシもありました。あの日あの場所にいたオタクの中でこの2作品のチラシを持って帰ったのはたぶん僕だけでしょう。そもそもなんであんな所にあるんだ。

そういえばちょっと前上映があるって(LINEニュースで)記事読んだな…と虚ろな記憶を引っ張りだしつつ、「この映画を映画館で観るチャンスってこれを逃すとなかなかないんじゃないか?」と謎の義務感に駆られてしまいました。そもそも55年前の映画だし。

ということで新宿シネマカリテまで行ってまいりました。元日に。
知名度だけはそれなりにある作品なので、100席ちょいの劇場の8割くらいは埋まっていました。元日にわざわざこの映画を観るためにこの人数が集まったと考えると、上映後にはみんなで飲み会なんか企画したほうがいいんじゃないかとさえ思いました。客層はかなり年上の方が多かったです。ジョニー・デップの『エド・ウッド』にハマった世代なんじゃないかなと勝手に思っています。

あらすじはこんな感じ。

満月の夜、真夜中。人気のない荒れ果てた墓地。黒衣の男が棺桶の中から目覚める。男は夜の帝王クリスウェル。クリスウェルは闇の女王に命じて、不幸な死を遂げた女たちの浮ばれない霊を呼び出す。次々と蘇った女たちの霊は、豊満な肉体を揺らしながら墓場でヌードになり、踊り狂うのだった。ホラー小説家のボブは小説のインスピレーションを得ようと恋人のシャーリーを連れて夜のドライブをしていたが、事故を起こして墓場に迷い込んでしまう。やがて二人はミイラ男と狼男に拉致されて囚われの身となり、墓石に縛り付けられて死霊たちの裸踊りを延々と見せられることになる…。

ただこの映画に関してはあらすじなんて無意味でした。

約90分の映画のうち80分以上が最後の「死霊たちの裸踊りを延々と見せられることになる…。」に集約されているからです。
そして死霊とは言ってもただ外国人のお姉ちゃんが下着1枚で延々踊るだけ。
一応ネイティブ・アメリカンとか奴隷とか花嫁とか設定がついていて最初はそれぞれの衣装を着ているのですが、2分以内に下着1枚になるので無意味です。どんな死霊も脱いでしまえば一緒なんだなあ。
裸踊りも無駄に冗長かつカメラがほとんど固定なので心を無にしながら揺れてるおっぱいを眺めつつ時間を過ぎるのを待つしかないのですが、たまにクオリティが高いのが混じっており、奴隷女?みたいな人のダンスはよかったと思います。

邦題の「盆踊り」はないだろ~~~って思ってたんですけど2曲くらい本当に盆踊りにしか思えない曲があって笑ってしまいました。この映画が変な方向で愛されているのは邦題のセンスによるものが多分にあると思うので、付けた人尊敬します。
アレとかアレみたいな邦題付けた人も見習ってほしい。

他に褒めるところは…ないかな…。
そもそもこれは映画なのか…?、エド・ウッドは脚本ってクレジットされてたけどこの映画の脚本って全く関わってないのと同じでは…?とかそういう疑問が頭をよぎりながら、スクリーンで90分間裸踊りを眺め続けていました。
最後の展開はちょっと意外ではあるんですけど、そこで視聴者裏切るのかよ!って突っ込みどころが満載でした。悪い意味で前評判通り過ぎる…。

別にクオリティなんて求めて観てはいないんですけど、シャーリー役の女優さんの叫び声はドン引きするほどひどかったです。ビ○オペの某キャラの叫び声が迫真の演技に思えるレベル(好きな人いたらごめんなさい)。あと夜の帝王が明らかに右斜め下のカンペを見ていた(この人は映画『エド・ウッド』でもネタになってましたね)。
しかもそれを無意味に繰り返すシーンがあるので爆笑してしまいました。

家でBlu-rayなどで鑑賞するのではなく、映画館で観ることが出来たのはよかったのかなと思います(よくない)。
映画館だと90分間この作品と真剣に向き合う以外の行動がとれないし、時計を見ることもできないからあと何分この裸踊りが続くのかもわからない。
体感では30分くらい経ったかな…と思ってもあ○○れとか超○○と同じでまだ10分も経ってないのかも…もう体内時計は信用できない…と謎の疑心暗鬼になってしまいました。あまりに苦痛だったのか途中で1人リタイアしてましたからね。

「史上最低の映画」の名にふさわしい90分をスクリーンで体感出来て、謎の達成感を得ることは出来ましたが、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。あと『エド・ウッド』はもう1回観なおそうかな、って思わせてくれました。あっちは名作ですからね!!!
1月10日まで新宿でやってるらしいので、興味がある人はぜひ新宿シネマカリテに行きましょう。そして僕と死霊の盆踊りトークしましょう。お待ちしております。
この映画館、今回初めて存在を知ったのですがなかなか面白そうな映画を上映しているな、ということに気付いたので今後もチェックしようと思いました。この映画館に出会えたのが今回最大の収穫まである。
実は明日も行く予定です(2周目じゃないですよ)。

余談ですが、最後「提供:ポニーキャニオン」というクレジットが出て冒頭のチラシの謎は解けました。こんな仕事もしてるんですね。

あけましておめでとうございます。ゆく年くる年は観てません。

本来1年の振り返りみたいな記事は旧年中に書くべきだとは重々承知なのですが、普通に年末年始遊び呆けていたのでこんな感じになりました。よろしくお願いします。
2019年も色々あったので適当に振り返っていきます。

・生活環境
このブログを読んでいる奇特な人はみんな知ってると思いますが、4月から職場が変わって川越に引っ越しました。2年間の研修医生活は正直やりたいこともあんまり決まってなくて、よく分かってないことを延々やらされて、この仕事40年間やるの…?と思ったこともよくありましたが、今はある程度自分のやりたいこと、学びたいことに沿った仕事が出来ているので、前2年に比べたら仕事には前向きに取り組めている気がします。労働環境も悪くないし、今のところは川越に来てよかったなと思っています。ただ下記の通り、趣味に振りすぎて勉強がおろそかになってる部分は否めないのは(悪いとは思ってないのですが)少し反省点かな、と。仕事のために生きてる、っていうわけでは全くないのですが、それでも自分の仕事の中でこうやっていきたいとか、これくらいは出来るようになりたい、という目標はあるので。
優秀な先輩方に甘え切ってる部分が正直あったので、自分がこの世界で生きていくために必要な知識をしっかり身に付けていく年にしたいです。

収入もある程度増えて、興味を持ったことに飛び込んでいくハードルが今までよりも下がったのは自分の中では良い変化だと思っています。岩西も言っていましたが「金は力」ですからね(参考資料)。
これからの人生で何が自分にとって大切になるかなんてわからない中で、興味はあっても飛び込めないまま自分の世界を狭めるのはもったいないような気がするので、「面白いと思ったらとりあえず飛び込んでみる」は今後もモットーにしていきます。

埼玉県の田舎に住んでいるとさすがに必須なので車も買いました。維持費もそこそこするし、事故ったら死んじゃうしであまり車を運転する気はなかったのですが、あったらあったで便利ですね。(駐車禁止で罰金取られたけど)今のところ事故は起こしてないので、このままの調子でいきたいです。
今までの人生でお守りなんて買ったことなかったのに2020年は交通安全のお守りを買いました。

・旅行
長崎(2回行った)、宮古島(仕事だけど)、乳頭温泉、熱海・沼津、鴨川、奥多摩(これは旅行なのか)、北海道、イスタンブール・ヨルダンと行きました。
就職してから、1年に1回は海外に旅に出たいと思っているので今年もちゃんと行けて満足。
それに加えて、2019年は国内でもかなりいろんなところに行けた年かなと思っています。一緒に行ってくれる人がいたのも大きい。1人で旅するのも好きなんですが、みんなでワイワイ旅行するのも楽しいですね。
2020年も国内、海外問わず色々と行きたいもの。旅先は現状まったくの未定ですが、アフリカか南米に初挑戦してみたいです。

関連することとして、2019年は一眼レフカメラを買いました。旅行の時しか使ってないし、現状あまり使いこなせてるとは言えないのですが、勉強してもっと綺麗な風景写真を撮れるようになりたいです。魔法写真美術部なので。

・キャンプ
元々興味はあったんだけど某アニメにどハマりした友人が誘ってくれたので2018年に初めて行けたやつ。
2019年は長野・いなかの風と山梨・四尾連湖の2回キャンプをする機会がありました。
キャンプの何が好きかって、海外旅行と同じで「そこにいる1分1秒が楽しい」ことなんですよね。いつもはめんどくさいなって思う食事の準備だってキャンプ場で作ると楽しい。そういう時間が好きです。
今のところはテントなど何から何までを友人に借りちゃってるので、2020年はマイテントとか、物資を整えてキャンプ出来たらいいなと思ってます。ショッピングモールとか行くとついついキャンプグッズを覗いちゃったりするようになってしまったので。
某ブログで信頼のおけるフォロワーさんが上げていた陣場形山の写真がすごく綺麗だったので是非行ってみたいですね。

・映画
新しい家から歩いて5分くらいのところに映画館がある上に会員特典が手厚いので、今までの人生で一番映画館へのアクセスがよくなりました。それ以外のとこで観たやつも含めると25-30作くらいは映画館で観たのかなと。ちゃんと数えてないですが。
 あとはNetflixやAmazonプライムなどの配信サイトでも映画は観るので、それも合計すると年50作くらいになるのでしょうか。最近はNetflixオリジナルの映画なんかも台頭してきていて、映画館に行くことがないという方も増えてる気がしますが、「画面以外が見えない状態で他の行為をせずに作品と向き合う」経験にはお金を払う価値があると思います。特にスマホと時計が目に入らないのは大きい。
2019年の映画、見たやつで1番好きだったのは『名探偵ピカチュウ』かなと。
笑える要素、感動できる要素を上手く配分しながら「ポケモンがいる世界」を高クオリティで実写映画に落とし込んだレジェンダリーはほんまにすごい。まぁその後公開された『ゴジラKOM』も別の意味ですげえよ…と思ってしまいましたが。
アニメだと『空の青さを知る人よ』は(自分がアラサーに片足突っ込んだのもあって)かなり印象に残ってます。配信で観た過去作だと『イミテーション・ゲーム』は本当に良かった。実は公開前から気になってた作品だったけどなんで観にいかなかったんだろう…
あとは10月に『花咲くいろは』の劇場版を6年ぶりに映画館で観られたのは良い思い出になりました。何回観ても影踏みが流れるシーンで泣いてしまう…。
反省点として、映画館へのアクセスが良くなったんだから「午前十時の映画祭」の作品はもっと観るべきだったかな、と思っています。反省しても今年度で終わってしまうからどうしようもないのですが…。結局2019年では『ニュー・シネマ・パラダイス』しか観に行かなかったんですよね。
残り3ヶ月しかないですが『ショーシャンクの空に』と『大脱走』は観に行くことを目標にします。
ちなみに2020年初映画館は『死霊の盆踊り』でした。

・漫画
それなりに買ってはいますが正直昔から買ってるやつの続きを…とか前から好きな作品の完全版を…みたいなのがメインで、あまり新しいやつに出会えた年ではなかった気がします。アニメから入って『鬼滅の刃』全巻揃えたとかそのくらいでしょうか。みんなやってそう。
その中で2019年特にハマっていた漫画は『風都探偵』になるかな、と。




知っている人は知っている『仮面ライダーW』の正当続編。
連載自体は2017年から始まっていて、その時から好きな作品ではあったのですが、2019年に発売された6巻と7巻は特に面白かった。ビギンズナイトの話をした後に泣き崩れる翔太郎、「復讐」という言葉を使った女子高生を真剣に諭す照井の表情を通して、彼らの本編での経験から来る悲痛な感情が伝わってくるんですよね。『仮面ライダーW』は自分の中で「よく出来てるけど自分にがっつり刺さったとは言えない」くらいの作品だったんですけど、この漫画を通して『W』という作品に対しての思い入れも強くなった気がします。CSMのダブルドライバー注文したし。
是非『仮面ライダーW』を全話観て、映画もスピンオフも全部観て、小説版も読んでからこの漫画を読んでほしいです。ハードルの高さ。

他は『金色のガッシュ!』の完全版がついに書籍になったのが本当に嬉しかった。
金色のガッシュ!! 完全版(1)
雷句 誠
クラーケンコミックス
2019-07-22




書籍化はほとんど諦めてたので…。僕が漫画を好きになるきっかけになった作品だし、今読んでも色褪せない上手さ、熱さがありますね。そしておまけ漫画のガッシュカフェでたまに泣かせに来るのが本当にズルい。
結局続編と完全版の話しかしてないので、2020年は新規開拓を目標にします…。

・アニメ
2018年秋クールの『色づく世界の明日から』に自分でも引くほどハマってしまい、2019年はトークショー系のイベントにめっちゃ行ってしまいました。この1年ずっと『色づく』の話してた気がする…。
2019年のアニメはというと、かなり前のめりに観てたのは『鬼滅の刃』『荒ぶる季節の乙女どもよ』の2作。
『鬼滅』はみんな好きでしょうし、我妻善逸というキャラクターにめちゃくちゃハマったのですがこいつもみんな好きでしょう。
『荒乙』は岡田麿里さんにしか書けない展開、セリフの連続で毎週楽しみにしていました。序盤のインパクトでガッツリ引き付け、中盤から割と普通の恋愛もの…と見せかけておいて終盤で再度「性」というテーマを全力でぶつけてきたのが(終盤尻すぼみになりがちなので)いい意味で意表を突かれた。
あと加えるならば『キャロル&チューズデイ』。
ストーリーは割とあっさりしてたかなって印象なのですが、とにかく楽曲が素晴らしくてアルバムは何回も聴いていましたし、作品のライブイベントにも参加させていただきました。


2018年からの続きですが『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』も今までのジョジョアニメで一番ハマった気がする。
2019年放送分だとベストはアバッキオが死んだ回でしょうか。
原作読んだときはあっけなく死んだな…という感想のシーンだったのですが、アニメ版では演出の「凄み」を感じました。

過去作では、1クール目だけ観て5年くらい放置していた『凪のあすから』と、1話だけ観てLINEスタンプだけ買って散々使い倒していた『ブレンド・S』、そして花守オタクの友人から話聞いてた時から興味はあったんだけど結局観てなかった『ラディアン』を駆け込みで観ることが出来たのは個人的に良かったです。
方向性はてんでバラバラですが3つとも良いアニメでした。
『ラディアン』はテーマが僕好みだなと思ったし、今やってる2クール目もめちゃくちゃ面白いので追いつけて満足。
あと変な同好会に入れられましたが、異世界に対しては引き続きアンチの方向性で行こうかと思います。

・特撮
『ルパパト』が全てです(始まったのは2018年だけど)。



普段特撮とか観ない人も、何も言わないから観てほしい。
あと20年前からずっと、僕の中で永遠のヒーローである仮面ライダークウガのベルトが出てしまったことで、ついにCSMに手を出してしまった。後悔はしていません。上述の通り、ダブルドライバーも注文したので発送待ちです。2020年にCSMでゲーマドライバー出ないかなあ。まだ早いですよね。

・ゲーム
『バイオRE:2』と『SEKIRO』と『モンハン』しかやってません。
『ダークソウル』のリマスター版は1周する直前で止まっている。
ゲームは鬼のように時間食うのでほどほどにしたい。それでも2019年発売の『CONTROL』はやってみたいですし、2020年発売タイトルだと『バイオRE:3』と『ラスト・オブ・アス2』はたぶん買うと思います。
QMAは…近所に設定の良いゲームセンターはあるしたまにやりたいなって思うことはあるんですけど今更再開してどうするんだ…って思ってしまってやれてないです。

・読書
あんまり出来なかった感。
その中でも2019年はラディゲの『肉体の悪魔』を読めたのが自分の中で大きかったかなと思います。執筆当時10代の作者が、自分の経験に基づく人妻との恋愛とそれによる破滅にまつわる感情を、あそこまで俯瞰的に、まるで心が機械か何かのように描写できるのは本当に天才のなせる技なんじゃないか。『ドルジェル伯の舞踏会』も読んだけど現代の視点で読むと少しお上品すぎるかな、という印象。
他には『狭き門』『恐るべき子供たち』とフランス文学をちょっとかじった年でした。
ラノベは殆ど読まないのですが、フライさん繋がりで『弱キャラ友崎くん』という作品を読み始めました。読んでる時からこれアニメになりそうだな〜と思ってたらほんとにアニメ化決定しました。くっそ雑に言えばオタクが頑張って陽キャになる話なんですが「努力」「自分を飾ること」「やりたいこと」なんかのテーマに関してはなかなか読みどころのある作品だな、と思います。あと作者のTwitterが面白い。
高校生の時は月10冊くらいは本読んでたんですが、今はラノベ抜いたら年に10冊くらいになってしまいました。読書はどうしてもまとまった時間が必要だし集中力も必要だけど何とか時間作っていきたい。まずは読みかけの『ドクター・スリープ』を読み切るところから…

・イベント
2019年は石原夏織さんが出演されるイベントに結構な回数(数えたらたぶん14回でした)遊びに行きました。もともと懇意にしている友人がずっと好きだった方なので全然知らなかったわけじゃないんですが、誘われて行った学園祭イベントが存外に面白くて、『色づく』の演技に感銘を受け、1stライブがひたすら楽しかったの3連コンボで、いつの間にか普通にファンになりました。こんな2019年になるなんて全く予想してなかったけど楽しいからまあいいか。
これに関しては(読んでくれる人がいるので)積極的に記事にするようにしているので、まぁそちらを参照で。
『リリスパ』のイベント、(聴いたことがなかった)ラジオの合同イベントも有識者に誘われて行きました。他は『キャロル&チューズデイ』のライブも2回参加しました。あとは何といっても劇場版『花咲くいろは』の上映会+監督・美術監督との懇親会は本当に行けてよかった。「ぼんぼり祭り」は日程変更の煽りを食らって参加できませんでしたが…。
2020年もツアーを始め石原さんのイベントは行ける範囲で参加したいですし、好きな作品のイベントやトークショーはフットワーク軽めにして参加できればいいな、くらいのゆるめな目標で。でも10回目のぼんぼり祭りは絶対に参加したい。

ある程度まとめてみるとこんな感じでしょうか。
2019年は振り返ってみても楽しいことばかりだった年だな、と思います。大きな病気もしなかったですし、毎年こんな風に過ごしていければいいな、と思える1年でした。
2020年になにか目標を立てるとすれば仕事面のことになるかと思います。具体的にとる資格があったりするわけじゃないですが、2020年は専門科的な知識をしっかりとつけていきたい。
私生活では今年と変わらず、面白そうと思ったことにはどんどん首突っ込んでいきたいです。
基本家でアニメ観てるか映画観てるかマンガ読んでるかゲームしてるかなので、楽しいことを教えてくれる友人の皆様は本当に貴重なのです。2020年もよろしくお願いいたします。
ただ「推しが増えたら増えた分冷たい目で見ますよ」と言われてしまったので、声優イベントに関してはほどほどにいきます。

最後にブログ。
2019年はブログ更新をちょっと頑張ってみようかなって思った年でした。
元々めんどくさがりだし飽き性なのでほとんど書く気なかった時期もあったのですが、2019年は「ライブの感想書いてくださいね」って言われることがあったり、作品に対する友人の感想ブログを読んだりして、「その時点の気持ちを書き留めておくこと」の重要性を少し感じたからです。あと旅行に関しては、特にあまり行く人が多くない場所だと、本当に情報源として重要視されうるというのもあります。自分も旅に出るときは他の旅行者のブログとか適当に検索して読みますし。

人間の心は1秒ごとに変わりゆくもので、同じ作品でも時期が違えばこちらの受け取り方も変わってきます。
中1で最初読んだときは全然おもんないやんって思ってた恐山ル・ヴォワールが今は涙なしには読めない、1番好きなパートになってるみたいなものです。
もちろんどっちが嘘とか、どっちが間違いなんてこともないのですが、そもそもボーっと生きてると以前に感じたことすら忘れてしまうので、何かに触れたらその時の気持ちを少しだけでも言語化して残しておいたほうがいいんじゃないか、と今更ながらに思いました。

とはいっても根本的にめんどくさがりだから全部は無理なんですけどね。
これもできる範囲でやっていければな、と思います。

ということで、2020年も当ブログをよろしくお願いいたします。

石原夏織さんの4thシングル『Face to Face』の発売記念イベントに参加してきました。

石原夏織4thシングル「Face to Face」(初回限定盤)
石原夏織
ポニーキャニオン
2019-11-13


東京で2日程(12/21と12/28)×2回あったのでそれには全部応募したのですが、28日の2回目は外れたので計3回の参加。
お渡し会は去年の1stアルバムのやつ→TEMPESTのやつ→今回と参加しており、どんどん回数が増えているような気がしますが、気のせいでしょう。
「人数」は増えてないです。絶対にありません。

並んでいたらアンケート用紙を渡されて「シングルのタイトルにちなみ、石原さんとFace to Faceでお話する企画を用意したので、質問や伝えたいことを書いてください」とのこと。
TEMPESTの時はTwitterで募集したりしていたアレですね。
事前に質問を募集だと、いざ本番で読まれた時に質問者がその場にいないということが頻発して変な空気になるので、個人的には今回のスタイルは結構いいな、と。
短い時間で使う質問選ばないといけないスタッフさんは大変だと思いますけどね。

そんなこと言ってたら1回目の1番目で自分の名前が呼ばれてびっくり。
右斜め前に友人がいたのですが爆笑してました。人のFtFを笑うな。
質問は「石原さんは撮ってインスタにあげてみたいものや風景はありますか」みたいな感じ。
自分では写真のセンスがないと思っていらっしゃるようで逆に何を撮ればいいのかと聞かれましたが、まぁいいねをもらうには犬や猫ですよね、ということで石原さんがインスタに上げてたこの写真は好きだと答えました。まぁこれ撮ったの石原さんのお母さんなんですけど。
ってか本人が可愛いんだから本人の写真上げればいいねもらい放題ですよね。
完全に個人の好みですが、僕のお気に入りはこれです。

個人的には楽しく黄金体験させていただいたと思っているのですが、会場的には箱根の話をした人がとんでもなさすぎて全部持っていかれた感じでした。

他の2回でも基本フォーマットはほぼ変わらず。
28日の回で「好きなお笑い芸人はいますか?」みたいな質問があって、石原さんと質問した女の子の間でM-1決勝の話になったのですが、会場に見てる人がほとんどいなかったのかすげえ静かになったのが印象的でした。

メインイベントのお渡しは、事前に有識者からのお渡し講習会を受けていたこともあり、言いたいことはちゃんと言えたんじゃないかと思います。元々言うことは前もって考えるタイプだし、あまりこういうのでは緊張もしないんですけど、単純に時間が短いですからね。時間配分は今後の課題。
今年はおかげさまですごく楽しい経験をたくさんさせてもらってありがとうございましたみたいなのは伝えました。

色々きっかけがあって、2019年は石原夏織さんのイベントにちょくちょくと参加させていただく機会が増えました。
正直声優さんのイベントやライブに自分が行くなんて思いもしなかったし、僕は石原さんに対する積年の思い入れがあるわけでもなく、「救われる」「光を見る」という解脱の領域にはまだ入っていませんし今後も入れる自信はありませんが、参加したイベントに共通していたのは終わった後、単純に「楽しかった」「来てよかった」と思えたことでした。
そこには石原さんの自分を見てくれる人に楽しんでほしい、というサービス精神みたいなものも多分に関連していると思います。キャリサービス。

僕の中で旅に出るのも、家でゲームをしたりアニメを観たり、このようにイベントに参加するのも根本的な動機は同じで、「楽しそうだから、面白そうだから」以外の深い理由は特にないんですよね。
最初は間違いなく誘われたからなんですけど、石原さんのイベントに純粋な「楽しい」を見出したからこそいつの間にか勝手に足が向くようになったんじゃないかな、と思っています。
事実2019年は(イベントだけじゃないけど)本当に楽しいことが多かった。
そしてこの「楽しい」経験は自分ひとりじゃ絶対に見つけられなかったものなので、これを教えてくれた人には感謝しています。今後もアンテナはしっかり張って楽しいもの、面白いものにたくさん出会えるようにしたいですね。増えそう。

2020年はツアーもありますし、どんな黄金体験ができるのか今から楽しみです。

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